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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのmoryのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

少しだけ道を違えてしまった者達への鎮魂歌。

個人的には無茶苦茶どちゃくそにザクエル概念有難う…(PlayStationゲームのワイルドアームズ というゲームをプレイした方のみ分かるかもしれない極限感想。)

むっ…ちゃくちゃ泣きました。自分は二次創作してるオタクなのですが、二次創作の原動力が「もしこの不幸な結果を迎えたキャラクターがあの時違う選択をすることができれば or ここからの選択で幸せになり得るのか」に集約されており、もう…自分の創作の方向性まんまの作品でした。悲劇大好きなんですけど、幸せになる脇道も残しておいてほしい。そうしたら絶対幸せにしてみせるから。ってコンセプトで映画化されてるって信じる。

みんなまるっと幸せになってもいいのに、宇宙にはトレードオフがあるのですかね。本作ピーターのメイさんの損失が、他世界ピーターの救いになってるのは、皮肉です。私ゃ馬鹿みてーに泣いたし、トレードオフなら本作ピーターも絶対救われる…いやもう救われてたかもしれない…って信じる。

私たちの感じてる時間で言うと、10年後くらいにきっとメイさんとピーターが泣きながら抱き合う。
 
アメスパのピーターとグウェンの別れは本当に気の毒でどうにかならないものかと思っていたのですが、ここで救済があり、全私の水分が死んだ。これもしかしたら、アメスパ世界ワンチャン、グウェン助かるやん…。助からなくてもええ。いや助かって欲しいけど、その可能性のあるマルチバースは私たち全部観てた。

初代とグリゴブにも救済があって泣いた。1番はマイ推しドック・オクだったんですけどね…。あ”ー、あとアメスパのハリーとの和解も願わくば見せていただきたかったですが、贅沢は言いません。

自分スパイダーマン激オタじゃないですけど、そんなタイプのオタクさんで救済が必要だった方の処方箋だったと思う。

全ピーター、幸せになれましたよ。絶対の絶対です。
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