MCUシリーズの27作目。
親愛なる隣人「スパイダーマン」はMCUシリーズになって単純に楽しめるエンターテイメント作品の代表という印象だったが、本作ではエンタメ要素をしっかり押さえながらも、後半は意外にも重たくシリアス感が出ていて、ピーターが少年から大人への階段を登っていく成長譚をしっとりと描いている。
マルチバースの概念はアニメ「スパイダーマン:スパイバース」でも扱っていたので違和感なく入り込めた。
それと何と言っても本作の醍醐味は過去のスパイダーマンシリーズとのコラボであるのは間違いない。ないだろうと思っていたところを実現させるのはファンにとっては嬉しい限り。そして単にノリの良いお祭りで終わらせず、前述のような締め方だったのでより印象に残る作品になった。（発端の発想がかなり自己中で浅はかだった事は否めないが。）
次作へどう繋ぐのか興味深いところ。
まさかトム・ホランドこれでお役御免じゃないよね？
