ラスコーリニコフ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのラスコーリニコフのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

パラレルワールドのスパイダーマンが一致団結する物語。とはいえ、事の発端はあまりにもしょうもないことで、正体がバレたことをなかったことにしようもする「のび太」的発想だ。そこからパラレルワールドのヴィランがやってきて、ガンダム的なテーマである不殺の精神を見せるが、現実はもちろん甘くない。メイが死に、ヒーローとしての葛藤がようやく始まることになる。今回はパラレルワールドのスパイダーマンがメンターとして主人公を導くことになり、「スパイダーマンズ」という夢の展開を見せる。同人誌的展開ではあるが、アメコミは夢がなければならない。この作品は夢が詰め込まれている点で、エンタメ映画の最高峰ともいえるだろう。