盲目の彼女の治療費の為に違法の裏格闘技に身を投じる主人公……って、この令和の時代にチャップリンかよと思いましたが、「街の灯」をモチーフにした韓国映画のリメイクなんですね。
先行上映で鑑賞しましたが、王道中の王道です。
役者陣はおおむね製作陣の狙い通りの役柄で輝いています。
横浜流星は元極真空手の世界チャンピオンだけあってその身のこなしや体つきの説得力が凄いです。
野間口徹はやっぱりキモくて嫌なやつですし、町田啓太も良かったです。
半グレグループの舎弟役をやらしたら現在日本で一番の俺たちのマイティこと奥野瑛太も流石です。
でも何よりやべきょうすけです。
もう、大好き。
正直彼が主役だったら3倍泣けていたと思います。
まあ観客は10分の1になりそうですが。
彼女の治療費のため裏のリングに立つという展開はやっぱり燃えますし、ここでの制裁まがいにウェイトが全然違う外国人と戦わされる展開は激アツです。
ヒロインの失明と主人公の関わりはもうちょっと直接的でも良かったと思いますし「狼 男たちの挽歌最終章」の様に目が見える様になって顔を見られたら一緒にはいられない方が好みです。
エピローグがとにかく長く冗長です。
ここは切れ味鋭くスパッと終わらせて欲しかったです。
ストーリーを読んだ時にもっと感動するかと思ったのですが個人的に吉高由里子があまり好きなタイプでない事が影響したかもしれません。