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水曜日が消えたのamuのネタバレレビュー・内容・結末

水曜日が消えた(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

設定がそんな病気あるかいという感じだし、とにかく中村倫也さんが一人七役演じることが最強の見所と思われたが、7人(曜日で人格が異なり、各人寝て起きたら一週間経っている。つまり自分の曜日以外のことは記憶に無い、という病気。)が同率に登場するのかと思いきや、主人公が火曜日くんであったために、ほぼ一人であった。金曜土曜あたりももっと登場したり絡んで欲しかったというか、純粋に演じ分けをもっと見たかったのは正直なところ。

ほんの少しだけど、ほかの曜日も見られた時に、中村倫也さんならではの憑依的演じ分けを楽しめた分、エンドロール時にもっと見たかった欲は強まってしまった。

ちなみに私は、日曜日くんが好きだ。


昨今の中村倫也ブームな目線では無く、以前より彼の役者魂とその演技力を買っている私なのですが、彼の唯一の主演作品「星ヶ丘ワンダーランド」が大コケだったため、やっぱ彼は脇でこそ光る人なんだよなー感が強かったのですが、この作品は彼だからこそ演じ分けの妙というか、主演でなければ出来ない(見られない)立ち位置だったので、それを見ることが出来たのは嬉しくもあるけれど、冒頭にも書いた通りそれにしては火曜日主観設定なところは非常に残念であった。それが理由かはともかく、星ヶ丘ワンダーランドほどではないにせよ、ヒット作になる内容では無かったことも感じた。残念だけど。

ついでに言うと、中村倫也さんと太賀さんを割と前から推しているけれど、テレビドラマ「この恋あたためますか」はムズ痒すぎて途中で挫折した。お口直しならぬ、お目直しに「孤狼の血」の再鑑賞をしたくなった。

主演にする人ではないんだよな、、、それは決して悪い意味でなくて。輝くポジションがあるんだよ、って話。
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