このレビューはネタバレを含みます
祖父を囲み、家族が集まるという形式が印象的だった。
夏の間ひとときを祖父をかいして色々な想いを持ちながら、家族が集まり、また祖父が死してからも実の母が集まる…。
食卓のシーンをとても大事に撮っているように思った。文化は違えど家族とは同じ釜の飯を食うもの、机を囲み、笑い、怒り、泣く…感情を共有していくものなのだな、とひしひしと感じさせられた。
母親への思慕を素直に出す弟に対して怒る主人公…本当は母親に会いたい、甘えたいのに素直になれない主人公に痛いほど共感した。
韓国の歴史的な設計(子どもが2階に上がれないよう工夫されているのであろう階段の途中の扉など)含め、緑がいっぱいで大きな家が大変魅力的だった。