このレビューはネタバレを含みます
親が離婚して馴染みのないところで夏休みを過ごすことになる。
弟は自由奔放でいつも注目の的。
彼氏の気持ちが分からない。わたしもどうしていいのか分からない。
二重にしたい。お金がない。
憧れの存在だった叔母さんの生活がしんどそうな場面を目の当たりにした。
おじいちゃんが日に日に弱っていく。
夏休みは長い。時間を持て余して余計なことまで考えてしまう。そうやって溜まっていったひとつひとつの「しんどい」は、RPGゲームのようにすっきり解決はしていかないものである。
オクジュが最後、堰を切ったように泣きじゃくる姿を見て、彼女が泣けてよかった、と思った。はちどりに出てくる女たちは泣けなかったから。