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はなれ瞽女おりんのyaaaのレビュー・感想・評価

はなれ瞽女おりん(1977年製作の映画)
4.5
名もなき人のロックな生き方。
昔の社会的弱者を守るシステムかあったことに感心する。
主人公はその枠からもこぼれて、流浪する。
かわいそうですよ、というような女々しい映画でなく、仕方なくアウトローになった人を力強く描く映画。
宮川一夫の撮影の素晴らしさがその泥臭さを薄めてカラッとまるでアメリカンニューシネマのようにも写る。
ラストは悲惨ともとれるが、サクッとした感じを与え上記のような感想を促す。
「心中天網島」よりも断然素晴らしい。
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