良くも悪くも、ガイ・リッチーらしさがふんだんに盛り込まれている作品。
観客に細部の想像を委ねるようなタイプの映画が苦手な人はとことん苦手だと思う。
クライマックス直前まで基本的にストーリーテラーの回想だけで話が進行するので、初見だと時系列や人間関係が把握しにくい。
その点を踏まえて2回目を鑑賞すると、また別の視点で流れを楽しむことができる。
登場人物に「作品を分かりやすくする為のアイコンとしての馬鹿」が少なく、全員が何かしらの手で誰かを欺こうとしているが故、見ていて退屈しない。
一人一人のキャラクターのバックボーンがそこまで深掘りされていないのも、この作品では逆に味になっている。
結論:お金と肉は舐めたらアカン。