逆鱗

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の逆鱗のレビュー・感想・評価

3.8
努力せよ!うまくいかないこと、シンドイことは、それを止める理由にはならない
歯を食いしばれ!誰かが邪魔しようとも、ハンデがあろうとも、自分が何者かになれない理由にはならない

さすが、愛と希望と勇気の少年ジャンプ連載の大人気原作だけある

どこまでも真っ直ぐに悪と戦い、己の弱さと闘い、目指す姿を貫くのみ‼️
っていうことがズッシリと伝わってきた

そして、煉獄さんの死闘に泣けた

自分の見たい夢に浸って抜け出せない状態が、ついつい怠惰になってしまう人間の弱い心と重ねて見えた

そんな時は、そんな弱い自分の首を切り落として現実に帰ってこないとならない

大人が観ても、そんな風に人生を重ねて感動できた

そして、柱も無敵ではない点が厳しい人生に例えて観られる良作であった

以下蛇足
大人になってすっかり少年ジャンプから遠ざかっていたが、話題の本作は原作未読ながら、アニメはネトフリで全部視聴しての映画観賞
ほぼ連続してアニメから映画を観賞できただけに、ストーリーのつながりが記憶に新しく良い映画体験であった

煉獄さんの死闘には、往年の新日本プロレスのストロングスタイル、四天王時代の全日本プロレスを重ねてしまった

あの時代もいったい誰が一番強いんだ?的な話を良くしていたが、男の子はいつだってそに手の話が好きだし、必殺技は名乗ってから繰り出すにも関わらず、相手もそれを受けるも避けるも真正面からというのがすこぶる良い

この点はアベンジャーズよりパシフィックリムに近いかな

最後に、幕間で流れたパンテーンのコマーシャルサイコーだった❗️
トランスジェンダー学生の就活の時の苦労話をインタビュー形式で描いていたのだが、自分の心のままの性である外見で就活をすればいいじゃんという応援のような表現であった
良い時代ですね♪隠す必要なんてない‼️
セクハラすんなパワハラすんなだけじゃ会社もダメで、これからは自分の心の性のままの外見で出社しようですね〜

追記
集英社のマーケティング完全方針転換ですね
マンガ連載中にアニメを放映は以前からありましたが、アニメは最終回までやらず、続編を映画で制作
その間に連載は終わり、ファンは内容を知った上で映画館へ来る
マンガをTVアニメで観る楽しみ、さらにアニメを予算をかけた映画で観る楽しみ
TVアニメと映画でファンになった原作未読者はマンガを買って読む楽しみ
楽しみのループが周りますね
以前は映画ってマンガやTVアニメの続編じゃない、エピソードゼロや番外編が多かったけど、今作は明らかに異なるマーケティング手法
原作もバカ売れ、TVアニメもヒットした後の映画なので、予算も潤沢に投下できるからこその素晴らしい映画アニメ体験になってました〜
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