STR47

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のSTR47のレビュー・感想・評価

5.0
吾峠呼世晴原作、少年ジャンプ掲載。
大正時代を舞台に、主人公・竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、鬼にされた生き残りの妹・竈門禰豆子を人間に戻すための冒険活劇。
最早、言わずと知れた鬼滅の刃のアニメの続編に当たる今作。

原作も読みましたが、この漫画はアニメで観た方が断然イイです!
数々の漫画原作のアニメを観て参りましたが、この漫画ほどアニメが美しい作品はお目にかかったことがありません。
ハッキリ言って、ストーリーはありきたりなモノで、これと言って新鮮味はないかもしれません。
しかし、舞台は大正時代であるものの、炭治郎の心理描写は、現代の若者の心理そのものと言えるかもしれません。
また、敵である鬼は、元々人間だった者が、炭治郎の宿敵・鬼舞辻無惨の手により鬼にされたという設定。
この設定もありがちではありますが、鬼達にもバックグラウンドストーリーがあって、そのストーリーを炭治郎が同情する場面が多々あるのです。
この"同情する"というのは、今までになかったかなと思い、現代的な要素であり、大ヒットの要因の一つと感じました。

肝心の映画はと言うと、煉獄さんこと、炎柱・煉獄杏寿郎が、とにかくカッコいいです!
特に猗窩座との戦闘シーンは、映像がめちゃくちゃキレイ!
煉獄さんは、責任感が強く、人間味もたっぷり。
わからないことは、わからないとハッキリ言いますし、うまいモノはうまいと言う。
鬼殺隊の最高位である柱だが、偉ぶることなく、自信に満ちあふれ、後輩想い。理想の上司として文句なし!
煉獄さんみたいな男になりたいですね。映画館で是非、ご覧ください。
見逃すことは、よもや、よもやです。
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