べーた

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のべーたのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

流行に乗ってしまうって楽しいことやと思う今日このごろ。今年はNijiprojectを見るためにHuluに登録し、ノーランは嫌いやと言いながらTENETを見に行き、鬼滅の刃に至っては漫画とアニメを2周ずつしました。笑
人生初、当日券じゃない映画チケットを予約購入して封切り当日にシアターに足を運ぶほどの気合いの入り様。それは世間の皆さんも同じようで、最寄りの映画館(地方都市のイオンシネマ)の駐車場が満車になっているのを初めて見て感動しました。

さてその内容は、夢を操る下弦の一の鬼:厭夢と炭治郎一味の攻防を鮮やかに描く前半部と、今作のメインヒーローこと煉獄さんの戦い様をバトルシーンの連発で見せる後半部に分かれておりまして、ストーリー自体は既に全て知っていました。知っているのに改めてちゃんといい話でした。
ここまで来場者がストーリーを既知の状態で見る映画は無かったのではと思うほどに全員が原作を読んだ状態だと前もって分かっているのに、あえて改変を全く無しで公開してくれたufortableには感謝しかないです本当に。

このように「映像化することに意味があった」当作なわけですが、それであればバトルシーンに新作の音楽を載せてほしかった。。Lisaの炎はバラードにしてはサビが深い噛むほどに味が出るような良い曲やと思うけれど、夢から醒めた炭治郎の反撃シーンや煉獄さんの場を震わせるような激闘の場面のBGMが全部「竈門炭治郎のうた」の焼き直しだったことには落胆を隠せませんでした。笑
帰りの車でLisaにめっちゃ文句言いました。

そうはいっても煉獄さんの熱い志が映像となっている現実には普通に心震えたし、ファミリーを中心に映画館満杯の人が幸せそうな姿を久々に実感できた良い映画でした。もちろん日本の映画界のためにも強力な追い風になったこと間違いないし、多少マンネリの感があったとしても次回作をやってほしい!
個人的には、宇髄さんがド派手にかっこいい遊郭編としのぶさんの命をかけた大作戦vs童磨編の映像化を心待ちにしてます。笑
べーた

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