舞台挨拶中継付前夜祭にて鑑賞
ドラマの映像研を確認していればそれ以上でもそれ以下でもない注文通りの作品でした。
アニメにあってドラマになかった部分のギャップが苦手だと引き続きハマらないかもしれません。
逆に電撃三人娘の人間的な部分をアニメよりも焦点を当てているところに価値を見出していれば楽しめるかもしれません。
比較的原作に忠実な水崎氏の安定感、アニメよりも表情筋が発達している金森氏の静と動、いつも以上に目まぐるしく感情を交差させる浅草氏の葛藤、三者三様で素敵でした。
また、映画でようやく本格参入した百目鬼を演じる桜田ひよりさんが圧倒的でした。
中終盤の印象的な場面でのエピソードなども舞台挨拶で聞いていたのでより注目してしまいましたが、それ以外にも桜田さんの演技にハッとする場面多数でした。
主演3人を喰うぐらいのインパクトはあったと感じました。
強いて言えば原作やアニメに見られたアニメを作る拘りの部分の描写が極端に少なく感じたり、細かいバックボーンの省略がともすれば致命的になりかねないと思えたり、
そうした削られた部分こそ英監督ならどう活かすのかを観たかった側としては少し残念でした。
その一方で、ゲストの浜辺美波さんやオリジナル部活動など英色がハマった部分も大きかったですし、英作品ファンとしては大満足でした。
少なくともドラマファンであれば納得できる映画作品だったのではないでしょうか。
ドラマサイズでもいいので今後のさらなる実写映像研に期待です。
