「君の瞳に乾杯」というセリフが有名なモノクロ古典映画。1942年の映画で、最初はこの時代の政治的な背景などがよくわからず入り込めなかったけど、後半からわかりやすい流れになって楽しめた。
ハードボイルドという言葉がピッタリな主演のハンフリー・ボガードがいいのはもちろん、ヒロイン役のイングリッド・バーグマンがとても綺麗だった。この女優がアップで映し出されるときは画面を少しぼやかして少し斜めから映し出すという手法をとっているんだけど、プリクラや敏腕カメラマンがやってる手法じゃん!と思い古くから行われていた映えテクニックに嘆息した。
アメリカでも評価の高い今作。タイトルのカサブランカは大人なホテルの名前になったりしてるし、「君の瞳に乾杯」「ハードボイルド」など後世に与えた影響の大きい名作でした。今見ると古めかしいけどね。