改名した三島こねこ

カサブランカの改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

カサブランカ(1942年製作の映画)
3.8
ラブロマンス映画といえば?

タイタニック?
ローマの休日?

いやいや、この作品を忘れてはいけません。

製作当時の時代背景からプロパガンダもふんだんにぶちこまれてナチ撲滅米国万歳かと思ったらそんなことはない。むしろプロパガンダ表現をうまく男性キャストの格好良さをひきだすのに使っている。

正直な話、恋愛描写に関しては先に挙げた二作の方が好みなのだ。だって背景描写が希薄でイルザ好きになれないんだもん。
しかし(言い方が悪いが)イルザに振り回されるリックとラズロのかけ合いがなんともカッコいい。愛国の士を賛美するとかではなく、単に男の憧れるかっこよさがあるのだ。それに脇役のルノー署長も、飄々としていていい味を出している。

やはり持つべきは友人である。