あーぁ

ガール・オン・ザ・サード・フロアのあーぁのレビュー・感想・評価

4.0
ワンコ、それお水やない。精子や、、、


うー!またまたどぇれぇお化け屋敷映画が誕生してしまった!!
妊娠中の妻の為、古い屋敷を買い改装しようとする夫。しかしその家の3階には決して触れては行けない秘密があった。

壁やシャワーから溢れる精子、シンクから吹き出る臓物!そして謎の亀甲縛り姿の顔面グチャドロババア!!
あの元WWEレスラーのCMパンクがリング以外でコレまたドイヒーな目に遭うサイコホラーなんだが、まぢすんげぇです。とりあえずすんげぇです(・∀・)フンガフンガ

ここはイリノイ州のフランクフォート。
過去に犯した過ちを忘れる様に郊外に移り住んできた元シカゴの弁護士ドンは妊娠中の奥さんリズが都心から引っ越して来る前に改装工事の為、愛犬のシェパード犬クーパーと共に一足先に屋敷を訪れる。

塗装や配管工事など長らく空き家だったせいか、かなりオンボロ状態の屋敷の改装を余儀なくされるけど、部屋には何故か真新しい使用済みコンドームと精子のザーメン池があったり、大きな黒い染みの壁からザー汁ドロドロ出てきたりまぢなんじゃこの屋敷!

妻ともうすぐ生まれる娘のために早い事修理せにゃならんのんだけど魅力的な隣人のサラの誘惑に負けたり、変なババアとセックスする夢にうなされたり、コンセントのソケットからガマン汁溢れてきたり、シャワーからザーメン降ってきたり、まぢ修理なんかやってられっかヽ(`Д´)ノ

ところがどっこい。
そんなダメ亭主のドンは次第にこの家に自分とは他ならぬ者の気配を感じる様になる。
3階から落ちて来るビー玉、地下室、屋根裏部屋、壁の中に隠された恐るべきこの家の秘密を知った時、ドンは少しづつ壊れていく、、、


喰らう家、セーラ 少女のめざめ、68キルなど様々な良作インディーズホラーを製作手掛けてきたトラヴィス・スティーブンス監督の初監督作。

とにかくスンゴイです。もう何?とは言えないんですが、長年ホラーの製作に尽力してきたスティーブンス監督ならではのカオスと化したジャンルミックスと摩訶不思議でトリッキーな世界観がただのお化け屋敷ホラーでは終わらない怖さと馬鹿さを秘めていますね。

何より一つ一つの絵のインパクトとアイテムの使い方が巧いですね。
それだけで多幸感が得られる。

あんな乾いた音を奏でながら落ちて来るビー玉に戦慄する事は今後ないでしょう( ;∀;)

そして主演を演じるCMパンクの圧倒的存在感と顔面ヅル剥けサイコっぷりがなんともええですなぁ
WWE時代から演技派だとは思ってましたが、コレがまたCMパンクがまぢ当時のCMパンクのまんまで笑いました。

ソスカ姉妹が監督を務めるクローネンバーグのRABIDのリメイクにも出演しているので今後彼のホラー 界での活躍には目が離せませんね。

ただ一つ大きな減点があるとするならシェパードのクーパーちゃんが、、、( ;∀;)シクシク

しかしながらあの亀甲縛り姿の顔面グチャドロババアなクリーチャーとシャワーヘッドからニョロニョロ溢れるザーメンは当分トラウマですわ、
あーぁ

あーぁ