鑑賞記録&感想
︎✿監督・脚本:西川美和
「永い言い訳」「ゆれる」etc.
︎✿原作:佐木隆三の小説「身分帳」
・実在した人物をモデルとして描いた作品。
この世界は
生きづらく、
あたたかい。
兎にも角にも主人公である三上正夫の役柄になりきった役所さんの迫真の演技に尽きると思います。
そして仲野太賀くんも◎
ラストシーンは涙が溢れました。
受刑者(罪名・刑期にもよるが)にとって、娑婆に戻ることが本当に幸せなのか?
それとも塀の中のほうが幸せなのか?
この作品を通して特に日本は失敗してしまった者の社会復帰(普通になる)することの難しさを改めて認識するとともに深く考えさせられました。
握りしめられた秋桜の︎花束...❀✿
“すばらしき世界”
三上正夫にとっては紛れもなく前者のほうだったと思うし、そう思いたい。
※日本の出所受刑者の再入所率(2016年の統計)
【2年以内】18.5%
【5年以内】38.6% (約4割に近い)