このレビューはネタバレを含みます
観終わったあとの余韻たるや。
(500)日のサマーとララランドを足して割った感じの映画。
最後のファミレスの号泣シーン、それまで特に主人公たちに共感してこなかったのに、ものすごく引き込まれて涙が出そうだった。それまで少しずつすれ違っていった二人の胸の内はいくつもの台詞で語られてきたのに、このシーンでは台詞がない。でも、かつての自分達のようなカップルを見て、ずっと探してきた いつの間にか失くしたものの輪郭をはっきりと分かってしまった二人の気持ちが痛いほど伝わる良い演技だと思った。時が経って形が変わり枯れてしまっても、思い出すといつも色鮮やかで美しかった二人の恋はまさに花束みたいな恋だったと思う。
そして私はこれからジョナサンでカップル見かけたらついつい会話に聞き耳立ててしまいそう(笑)
菅田将暉の普通の大学生ぽい役を今見られたのは、ちょっと嬉しい。今回も鼻筋ばっか見てた。