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花束みたいな恋をしたのymsk1017のレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.5
不覚にも泣いた笑

邦画のラブストーリーなんてくだらないとタカをくくっていたつまらない人間です。笑 菅田将暉も有村架純も1ミリも興味ないしタイトルもザ・邦画で観る気がしなかった。(許してください)でも何故か映画好きが大絶賛しているもんだから気になってマイリスト入り。誰かの「悔しいけど良かった…」という感想が決め手。

以下ネタバレ

"サブカル大好きな2人"が運命的に出会う前半。偶然が重なりすぎるのは映画らしいし後半の涙を誘うためのものだと分かっているけど、告白までお互いカウントダウンしてかわいかったな。後半はすれ違い。男は、女は〜って言いたくないけどその違いを分かりやすく描いてるのはやっぱり面白い。葬式の後の感じとか。全体のサブカルネタは私には特に響かず笑

そして史上最低な結婚宣言。あの喧嘩のシーンは酷い罵り合いでこそないけど、絶望感が凄い。既にお互い妥協してるから限界まで吐き出さない。あと、別れを決めてからゴネる麦みたいな人沢山いるけど、あれはやらない方が良い事1位だと思う笑 恋愛映画はいつも男性側に感情移入するけど今回は完全に絹ちゃんだった。そこもなんか自分的に良かった。

終盤レストランの若いカップルを見つめるシーン、普段なら絶対馬鹿にしてる所だが1番グッときて泣いた。

24才で出会った時すでに40才手前だったし、映画を観ながら旦那さんの事はあまり考えなかった笑 代わりに21才の時とても好きだった同い年の彼氏を思い出した。しょうもない恋愛だったけど付き合う前くらいが1番楽しかった。そう考えると相手を知っていく時間が1番幸せなのかも知れない。
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