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花束みたいな恋をしたのi9のレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.5
私は自他共に認める「青春コンプレックス」のため、ラブコメには一切共感できず、どうも苦手。しかしある日Netflixで発見したので、なんとなく友達に死ぬほどオススメされていたし、事前情報一切入れずに気軽に鑑賞することに。

やー、中高生向けの恋愛映画が氾濫する昨今において、『花束みたいな恋をした』は、大人の鑑賞に耐え得る、というよりまさに20代後半くらいの人間にグサグサと刺さりまくる映画でした。(リアルだからラブコメ苦手な人でもおそらく刺さるやつ。むしろ苦手な私のようなサブカル陰キャの方がグサッと刺さりそう)

実際のサブカル固有名詞がバンバン出てくるので、そっち系の人達にはそれだけでたまらない。私もクーリンチェが出てきた瞬間脳汁がドバドバ出た。あんな4時間もある映画観に行くの普通じゃない(褒めてる)。台詞とはいえ「クーリンチェ」という単語を発した有村架純に恋をしてしまいました…(ちょろい)

運命的な出逢いを描いた作品は数あれど、こうゆう形で「今」にマッチした、しかも多くの人に刺さってしまうリアルなラブストーリーの展開にはガツンと喰らわされました。あっぱれ
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