fishmutton

フロッグのfishmuttonのレビュー・感想・評価

フロッグ(2019年製作の映画)
3.5
じっとりスリラー(ホラー)。
観た後、何ともいえないいやーな感じ。
事件に対するやりきれなさというか。

ザックリ3部構成で、不穏さや謎の演出がよくできていると思う。
後半からのスリルの加速度すごい。
原題の方がストレートな感じした。

ぼんやり観てたから、しっかり見直したいけどそのガッツはないなあ。

我が家のテレビだと暗い画面がよく見えないので、集中してみられる体調と環境で観たらもっと響いたと思う。

10歳の少年が誘拐される。その事件は、かつての連続少年誘拐殺人事件を思わせる手口のものだった。しかし、犯人はすでに捕まり投獄されている。一方、かつての事件を解決し今回の事件も担当している刑事の家では、不可解な現象が頻発していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
“フロッグ”は家主のいる家にひっそりと侵入し、間借りする者。“フロッギング”はその行為。
日本だと、漫画で“ヒル”って言われてたなと思い出した。
お面が猿に見えて、これカエルだったのか・・・てなった。

知らない間に誰かいる/居た形跡があるって気持ち悪いよな…と思った。
犯人、どんな過去があるにせよ、そんなことすんなよ糞野郎。やったてめーも同類だ。
的確に肩を撃つ刑事さん、映画では珍しいね。警告もなかったな。

グレッグ:刑事。過去の少年誘拐誘拐殺人の犯人を相棒と逮捕。逮捕された男は服役中。今回の事件も担当。妻の不倫により、夫婦関係は冷え切っている。
ジャッキー:カウンセラー(?)。不倫をし、家族から冷遇される。
コナー:母の不倫に、母への不信感を募らせるティーン。色々この子のせいにされてて不憫。
トミー:かつての少年誘拐殺人事件で脱出し、生存した青年。刑事達が話を聞きに来て取り乱す。顔に怪我。
スピッツ:グレッグの相棒。脱出し、生存した少年達へ事情聴取をした。
トッド:ジャッキーの不倫相手。普通に距離感バグってて恐い。とりあえず話を聞いてくれないか。何でそんな興奮してんの?「状況が変わった君を愛してる!」って、こっちの家庭は家族の冷遇意外何も変わってないんだわ。依然婚姻関係も継続中なんだわ。相手の状況とか。あんましこの人には関係ないんだろうな。
ミンディ:自称フロッグのプロ。家から家へ根無し草。食べ物は失敬するけど家主の邪魔はしないのがモットー。
アレック:フロッグするため、ミンディについてきた青年。カメラマン。家主の生活をひっかき回したい。カエル面の男。

スリラーサスペンスとして良作だと思う。
いやーな感じは残るけど。
fishmutton

fishmutton