松岡茉優

水女の松岡茉優のレビュー・感想・評価

水女(1979年製作の映画)
3.8
女性や障害者に対して相変わらずえげつない仕打ちをするキム・ギヨン。久々に観るとやっぱり普通の映画とは比べ物にならないくらいの倫理観で最高。
他の方もレビューで書かれているようにムルナウの『サンライズ』を水と泥で割りまくってめちゃくちゃにしたような話で、ベトナム戦争から帰還した足の不自由な男が吃音症の女と結婚するところから始まる。女が先に歩き、男が追っかける様子をロングショットで撮っているのがキマリにキマっていると思ったら、何回か回想シーンでまたまた使われて笑った。吃音症の女と結婚したら上手に話せないのではないかと危惧してスパルタ教育をするのはバカみたいな日本のパワハラ文化のような根性論と通じるものがある。男が好き勝手やってなんやかんやでハッピーエンドにする強引さに+0.1。
松岡茉優

松岡茉優