たいが

ダーティハリーのたいがのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
3.8
単純な刑事モノかと思えばそうではなく、所々に当時のアメリカが抱えている社会問題が組み込まれていた
破壊されるJesus savesの看板や何度も出てくる十字架からもう神にも救えないほどアメリカ社会が抱える闇が深くなってしまっていることが分かる

それを表すように映画全体のトーンは非常に重く、刑事モノでありながら最後まで観る側が明るい気持ちになるような瞬間はない

本来市民を守るために機能するはずの法律もその役目を果たさない
そんな中で正義の番人のように犯人を追い詰めるイーストウッドが激渋だった
たいが

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