試写会にて
妹の息子を突如預かることになった主人公ジョニー。驚きの連続の甥との生活を描いた作品。
マイク・ミルズ監督が自身の息子を育てる生活の中で感じたことをベースに制作された本作は、物語性を高めるためにモノクロにされ、主人公の仕事である4都市の子供のインタビューを時折交え、ドキュメンタリー的な要素も併せ持ちながら、子供の考えている事をテーマに大人と子供の関係構築の物語である。
甥のジョニーの描き方が子供は本当に手に負えなくて、予測不可能で、ずっと喋っていて・・でもたまらなく愛おしい。
そんな子供を持つ親ならではの視点で描かれているのが面白い。
本当は関係が微妙だった妹に助言を貰いながら、甥との関係を深めていく主人公。
心地よい音楽が絶えず流れていて、どうにも眠くなる瞬間もあったが、リアルでありながらほっとさせる作品です。