サミー

天才ヴァイオリニストと消えた旋律のサミーのレビュー・感想・評価

2.6
実は公開1周目に鑑賞。
だいぶ経ってしまいました。




「感想」
出来とは裏腹に若干の不愉快さを感じる映画。
出来としてはしっかりしたものであることと真摯に作っていることがわかる。
白人圏の国ではおそらく評価がされる・されているだろう。

それでもなお日本人の私としては違和感が残る。
これは文化的なものの違いによるのだと思う。

ユ○ヤ人があれだけ優秀で独自の文化も持っているのに世の中や歴史上で幾度となく厄介者がられる理由がそこら辺にあるのではないかなとなんとなく感じた。
主人公は自分の思想や宗教や文化があるからといって恩人へや音そのものをああいう行為でおこなってはならないしそこから何十年も音信不通どころか行方をくらましているとは…
そして主人公は贖罪としてかつての行動の続きを果たしに戻ったり受け取った贈り物を返せば済むと考えている。
挙句の果てに再び行方をくらまして「もう二度と探さないでくれ」と共に育った兄弟のような相手に置き手紙をする。
そういうことじゃないんだよ!そもそも本質がわかっていないよ!



口伝をさせる同胞の名前を綴った宗教歌?のようなもの(ごめんなさい。詳しくありません)の出来の凄さには命の重さを感じさせられました。
サミー

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