このレビューはネタバレを含みます
幼い頃育てられていた環境がいかに大切か、小さい頃の記憶がどれだけその後に影響を与えるか、を考えさせられた映画だった…
「あなたは悪くない」って言葉、生活していれば多くはなくとも色んな場面で聞くんだけれど、子供の頃の環境なんて本当に「あなたは悪くない」んだよなと痛感。
優しい両親に育ててもらったことがいかに幸せだったかを感じたけれど、少しだけ自分と重ねてしまった部分もあった。サスペンス映画かと思いきや、サスペンスよりも人の気持ちに特化した映画でした。
あとなによりも、性的な部分で負った傷はちょっとやそっとじゃ絶対に癒えない。大人が守らないといけない。今までは守られる側だったけれど、これからは私が守る側の年齢になっていくのだから、癒えない傷を抱えていく人達を生み出さないように、守る側としての自覚を持って生きていこうとすごく思った。
旦那さんの「彼と過ごした時間も大事な君の一部だ、今の君を作ってる」って言葉、本当に響いたな。過去から目をそらさず受け止めてくれる旦那さんが素敵でしたね。