韓国得意のクライムサスペンス
チョン・ドヨン、チョン・ウソン共演
日本人作家・曽根圭介の同名小説を韓国で映画化、監督はキム・ヨンフン(長編初のようだ)
事業に失敗し、認知症の母の世話をしながらサウナでのアルバイトで生計を立てるジュンマン。ある日、客がロッカーに置き忘れたバッグに気付き、中に10億ウォンの大金を発見する。
この10億は誰の金で、どんな性質の金なのか?
それを辿っていくとその道筋には悲喜交々の人間模様を見ることになる。
この10億をめぐる人達の欲のぶつかり合いと不思議な巡り合わせ。関わっている全てが悪人だ。
自分が生き延びるためには殺人も厭わない。
人殺しー!と言いながら一方では人を殺している、そんな人達を悲壮感も全く感じさせず、笑い飛ばしながら描かれている。どこに行くつくのか全く予想できないストーリーが展開し、一風変わった面白さを醸し出す。