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エルヴィスのbabyのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.8
エルヴィス、、、エルヴィス、、、
エルヴィス、、、エルヴィス、、、
ファンの歓声と発狂する声が
スクリーン越しでも届いた。

私にとってのエルヴィスは映画の中の
キャラクターが愛するスターという
イメージからスタートした。
映画が好きになってからというものの
数々の作品で出てくる名前は
"エルヴィス"そして、額縁や部屋に
乱雑に飾ってあるエルヴィスの"顔"
ここからエルヴィスという
存在を知った。歌もある程度聴き慣れて
エルヴィスのもたらした影響はすごいと
ひたすら関心をしていたんだけど、
監獄ロックを見てからは見方が
180度変わった。

写真でのエルヴィスが動くともなると
衝撃波がこちらまでどんっときたのを
覚えている。
初めて動くマリリンモンローを
目にした時も同じだったけど、やっぱり
スターというものは何故か分からない
言葉で説明しきれない魅力がある。
もうこれほどに時代は変わっているのに
エルヴィスをみて当時の女の子達と
同じように唖然として発狂した。
今でもその感覚がわかったのだ。

今回の映画で見たエルヴィスは
いかに当時の人々を惑わせ発狂させたかと
いかに今のカルチャーや音楽シーンに
影響を与えたかがよくわかる。
あのチャーミングな顔立ちで何かが
乗り移ったかのような動き、いろんな
ものがミックスしていて彼にしか
出せない佇まいは確かにあった。
今回演じたオースティンバトラーも
不思議と時が経つにつれエルヴィスに
見えてくる。演じた彼自身のお顔立ちも
すごく癖になって、ピンクスーツは
やばかったね、、、
そして、どっかで見たことあると思ったら
デッドドントダイだ!!
となっとく。あの時の彼も立ってるだけで
チャーミングとエロさが融合してて
危ない雰囲気出てたなぁと。

彼の音楽と姿と映画しか知らなかった
私にとっては入門的映画になったけど
彼の存在した意味を確実に納得できた
作品でした。
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