エルヴィスのfaeriefilmieのネタバレレビュー・内容・結末

圧巻の159分。エルヴィスを殺したのは120%パーカー大佐だと断言していい映画。パーカー大佐はエルヴィスから踊ることを奪い続けた。レコーディングでも踊らなければ歌えないと言っていたエルヴィスが、最期のショーでは立つことも困難になるくらい心身共に破壊されてしまった。それでもエルヴィスは「世の中が危険な時は歌に託せ」という言葉を信じて歌い続けた。世の中とはエルヴィス自身のことも含まれ、エルヴィスは常に危険な時を過ごしていた。エルヴィスの良心や善意を逆手に利用するパーカー大佐との関係を絶ち、エルヴィスの心のままに生きていれば…海外ツアーを決行していればもう少しエルヴィス・プレスリーが日本に浸透していたかもしれないと思うと悔しくて悲しい気持ちでいっぱいになった。