Thank you Jonathan Larson！と叫びたくなる…！なんとも胸に迫り来る、RENT-head必見の作品ですね。
言わずと知れた伝説的ミュージカル、RENTの生みの親であるジョナサンラーソンの自伝的作品。
そしてメガホンを取るのは2015年のモンスターミュージカルHamiltonの生みの親、リンマニュエルミランダ。
後のRENTに繋がるんだろうなぁというジョナサンラーソンを取り巻くものや、彼の熱い気持ち、葛藤、怒り。30歳を目前にしたtick,tickという迫り来る音は、後の彼の急逝する運命を示唆してるようにも思えて、なんとも心がキュッとしながら観ることになる。
それにしても、ジョナサンラーソンはソンドハイムとこんなに接触してたとは。ソンドハイムは若きホープが自分よりよっぽど早く逝ってしまったこと、ショッキングだったんだろうなぁ。
わたしはNetflixで観たけど、これは劇場で観た方が良さそうな作品だと思いました。
アンドリューガーフィールドは、俳優としてのキャラが濃い。不器用だけど熱く愛を抱いた青年を見事に演じきってて、実年齢は30代後半にも関わらずキャスティングされた意味に納得。
リンマニュエルミランダはちゃっかり厨房の調理師として一瞬だけ登場していて、インザハイツの時もそうだったけどスタンリーばりのカメオ出演の茶目っ気がとても良いなと思いました。笑
演者としても作曲家としても映画監督としても手腕は流石だなぁと。本作もミュージカル作品として凄く完成度高いなと思いました。
そして、ヴァネッサハジェンズは最近ぐっと綺麗になりましたね..ちょっと大人びた顔立ちだったのが、ようやく年齢とリンクしてきた感じ。とても美しく、絶妙な出番の一方でヒロインに重ねられる役どころなのによく引き受けたなと思いました。歌や表現力もレベルアップしてて驚き。彼女もFOX版RENTでモーリーンを演じていたのもあって、想いがあるんだろうなぁ
