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未来を写した子どもたちのarchのレビュー・感想・評価

未来を写した子どもたち(2004年製作の映画)
3.0
生まれた劣悪な環境から抜け出すためのカメラ
子供たちから見える世界が写真という形で映し出されていって、それが結果的に彼らを救うための資金になったり、自分の夢や未来を見つめ直すきっかけになっていく。

(主に)親のせいで、結局学校に通えず売春街に戻っていってしまう事実については、かなり消極的な態度を示していると思う。特に3年後の再会(特典映像)の中でも学校に行けなかった子供についての言及は(多分)2名分省略されている。

監督の独白もあり、監督強い善意から始まるセルフドキュメンタリー的でもあるが、最後には後景化しているので、いわゆる最初と最後が綺麗に繋がる作品という訳では無い。正直それでも作品としては立派なので、そこにか固執する必要もないんだなぁと感じた
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