Inagaquilala

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢のInagaquilalaのレビュー・感想・評価

3.8
主人公は音楽プロデューサーを目指しているマギー(ダコタ・ジョンソン)。とはいえ、いまは女性歌手グレース(トレイシー・エリス・ロス)のもとで、彼女の身の回りの世話をするアシスタントをしていた。自分の夢を叶えるために、華やかなスターとして活躍するグレースの曲を、スタジオマンに頼んで密かに自分なりのトラックにしたりしている。ある日、ちょっとしたミスから、グレースのアシスタントを首になってしまう。

原題は「The High Note」、たぶんダイアナ・ロスの娘であるトレイシー・エリス・ロスが、グレース役で披露する歌を指していると思われるが、邦題もそれなりの主人公の方向性は示しており、悪くはない。ちょっと偶然すぎるエピソードもあるが、概して、音楽プロデューサーを目指す主人公の姿はよく描けていると思う。そのあたりには、女性監督であるニーシャ・ガナトラのセンスも光る。主人公を演じるダコタ・ジョンソンの演技の幅も作品ごとに広がっているように思う。
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