プリキュアを影から支えてきた職人、板岡錦さんが初の長編キャラデザ、作画監督を担当した記念碑。
冒頭からコロナ禍でライトを振る応援を禁止する注意文が表示され、(公開が半年遅れた為)その間にテレビで登場した追加戦士が映画に出ない事とライトを振る応援が出来ないことをキャラが説明するオープニングも作り直されていた。
修正前のオープニングはDVDに収録されてくれるだろうか。
いつもテレビシリーズでは原画でスポット参戦しヤバい作画を繰り出して去っていく職人である板岡氏だが、今回は全編にわたり氏の色が強く出た作画を堪能できる。
特にバトルシーンは全編にわたり高水準。
空間を使った見せ方もアクションの連続性と立体感が上手い。
終盤のエールとグレースのキャプテン・アメリカみたいな回転キックの作画は思わず椅子から背中が離れてしまった。
冒頭のスターや限定解除フォームになったグレースのアクションもタメツメが上手く作画の気持ちが良く素晴らしい。
テレビで見るのと同じ映像でOPEDが見られるのも実に良かった。
昨今のオールスター系春映画では特にいい出来。
