菩薩

秘密の儀式の菩薩のレビュー・感想・評価

秘密の儀式(1968年製作の映画)
4.0
不注意から娘を溺死させてしまった娼婦と母の死を受け入れられず精神崩壊した少女との擬似親子関係百合映画に乱入して来るロバート・ミッチャム。アリスムカイデかってくらいの毛量(途中でハーフボブになるがそれもアリ)にモトーラちゃんかってくらいのソバカスを併せ持つミア・ファローがバチクソ可愛いくてもうそれだけで白米5合食えるが、終盤とっくりセーターを装備しこれでもかと言うくらいの存在感(どこが、とは言わないが…)を見せつけるエリザベス・テイラーは流石の貫禄。遊びに来ては金目の物を強奪していくババアコンビも良キャラだし、女の園に踏み入れズタズタに引き裂き最終的に報いを受ける変態おじさんミッチャムもナイスな香辛料。お互い破綻した母・娘関係を擬似的でありながら再構築しようと試みるが、ミア・ファローの幼児退行が行き着くところまで行き敢なく崩壊、同年『ローズマリーの赤ちゃん』の続きかってくらいのサイコっぷりに萌える。「あまりにも普通でないエンディングの為、ラスト12分以降は途中入館禁止」とされたらしいが、正直そんなでもない。睡眠薬30錠くらいじゃ死ねんと思うが、まぁ可愛いから良しとする。しかもちゃんと牛乳で飲んでんだ(母乳→胎児にって事?)、胃に優しい。
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