グッとくる…！！良かったです。デイミアン・チャゼル監督作の中では、今までで一番ハマりました。
３時間ですが、長いとは感じませんでした。とにかくテンポが…早い。次から次に色々起きて、雪崩のように時が過ぎていきます…！！目が回るような映画でした。
「なんで映画を見るか？」「なんで映画を作るか？」…映画が好きな人はみんな多かれ少なかれ思ってることへの、監督の答えがどストレートに表現されていたように感じました。そうなんだよ、だから映画を見るんだよ。作る人の気持ちはわからんが、多分そうだろうよw
内容はハリウッドの、無声映画→トーキー映画になるときの過渡期を描いています。いや〜…無声映画とか見たことないので、トーキー映画に変わるときの役者さんの苦労は新鮮でした。やはり技術の分岐点では廃れたり排除されるものが必ず生まれるんですね。最近はその頻度もテンポも早いですけど、昔からあったんだなあ…
狂気にも感じるロケが終わり、一気にフィルムが完成するまでのテンポのあるシーン、不覚にも泣きそうになりました。
ブラピの役が良かったですが、さらにもう一段上を行ってたのがマーゴット・ロビーで、最高でした。破天荒な売れない役者がスターになるまでを演じてるんですが…終始素晴らしかったです。魅力が爆発しております。
時代は違っても、名作の中で画面の中では生き続ける、蘇る俳優さん達…まさに映画！！それこそが映画の素晴らしさだ！！
