HidekiAndo

バビロンのHidekiAndoのネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

サイレント〜トーキー

知人達の感想を見聞きして不安もありましたが、良かったです。

デイミアン・チャゼル監督版【ニュー・シネマ・パラダイス】って所ですね。
自分かもがいて成し遂げようとしたが志半ばで逃げ出し、でも自分のそれが無駄では無かった事をああいった形で見れるのって、なかなか出来る経験じゃないですよね。あのシーンは希望に溢れてて、良かったですね。
監督の過去作らしさ、を求めたら大怪我しますね。
今があるのは、先人達の努力の上に成り立ってるという事が、痛いほど伝わります。
俳優という職業、アジアン、メキシカン、黒人、LGBTQ、陰に生きる者、中毒者等々、色んな差別がある中で必死に活きる様を、華やかな踊りや音楽に載せながら、ダークサイドは思い切りダークに、汚い物はより汚く描いた映画歴史絵巻です。
ジャック、ネリー、マニー、誰に自分を重ねたいかはホント人に寄ると思いますが、自分はションベン漏らしてでも逃げて生きるチョイスをしたマニーでありたい、そして後に劇場で涙したい、と思いました。
良い映画でしたが、【また観たい?】と聞かれると悩んでしまう長さではあるし、あのシーンいる?な部分も多々あります。
でも、映像の事を思えば、劇場で観るべき作品ではあります。
でも、もー少しコンパクトには出来たやろ、と思います😅。

イニシェリン島しかり、1920年代から皆さん【F%*K】は言いまくってたんですね😂。
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