kapo

バビロンのkapoのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.8
The酒池肉林・栄枯衰退、
豪華絢爛・リズミカルな3時間。

途中までストーリーがクリアにならず、
グロテスクな場面にぅ、となるも、
最後まで観て数日置いてみたら
オモロかったなぁ、と落ち着いた。

ハリウッドの黄金時代、
エンタメの裏と表と縦と横。
先人たちの試行錯誤や命で今が成り立っている
という歴史への敬意も感じたし、
ちょっとツギハギ(様々な映画のコラージュ、オマージュ?)感は否めないとしても、

すべての人も文化も社会も死と生で繰り返される。
人間の業はどこまでも深い。
そんなふうに引きで見たら
めっちゃ面白かった。

遠目で見ると喜劇、てチャップリンの名言も思い出したし、その意味で
エキサイティングな映画だったなと。

にしても、ブラピは永遠にブラピ。
主人公のメキシカンの青年と
お二方の眼の演技よ!
吸引力がすごい。

意味を考えるというより、
エンタメや人間のクリエイティビティに
やっぱり感動した。
こんだけの金と人とエネルギーを
集めれる監督はすごいよなぁ、って。
ちょっと岡本太郎の作品見た時と同じ
感覚にもなったわ。

オレは映画も音楽も大好きなんや!
どやぁ!なアートな側面もある感じ。

割とあっちゅー間のスリーアワーズでした。
kapo

kapo