YK

バビロンのYKのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.2
カオスから始まるオープニングから、どうなることかと思いきや、ヒロインの登場とともに、黎明期のハリウッドが見事に描かれる展開に。
マーゴット・ロビーの蓮っ葉な演技が素晴らしい。アムステルダムの演技も素晴らしかったが、この作品の演技も素晴らしい。
ブラット・ピット、ディエゴ・カルバとも、見応えのある演技。
それ以上に特筆すべきは以下の2点。
・素晴らしい音楽
ラ・ラ・ランドも素晴らしかったが、この映画も勝るとも劣らない素晴らしい音楽がたっぷりと聴くことが出来る。素晴らしいジャズの演奏(特に中盤のSinging in the Rainでのトランペットソロ)と素晴らしいメインテーマ。このメインテーマがいろいろなアレンジで流れてくる。
・映画に対する溢れんばかりの愛情
ラストの映画館を訪れるシーンでの上映作品は、当然”あの映画”である必然性があったが、その中で描かれる名画のコラージュは賛否両論あるだろうが素晴らしい出来だと思う。映画愛にあふれる名シーンだと思う。

結論
素晴らしい音楽と猥雑な映像美、ラストシーンの素晴らしさ。これらを体験するには映画館での鑑賞がマスト。3時間という大作だが、全く気にならない。見るべき。

蛇足
今回、なぜか新宿TOHOで4D映画の座席だった。最悪。
YK

YK