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喜劇 命のお値段のENDOのレビュー・感想・評価

喜劇 命のお値段(1971年製作の映画)
4.0
偽医者フランキーと偽聾唖者茉莉子、下剤を赤痢菌と偽るショーケン、つまり嘘つきほど聖者に近づく。食品公害としてのカユイカユイ病、医師会のストライキなど当時の社会問題へのカリカチュア。朝鮮戦争への恨み節。赤痢菌を注入したシュークリームを作るシーンは『処刑軍団ザップ』を彷彿とさせる。ラストは公害病に発症して自説を立証できてバンザイ!人間は常にイメージによって支えられ、それを崩壊させるのは部外者のみ。全力で老け役を演じる北林谷栄の眼光が鋭利!大好きです。桜井センリも出てます。
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