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クロスレンジ 報復の時のfishmuttonのレビュー・感想・評価

クロスレンジ 報復の時(2016年製作の映画)
2.0
スリラーということで観てみたが、どちらかというとドラマだった。
なんかイマイチ。

父と弟を殺され、復讐を胸に誓ったニーヴ。12年後、ようやく敵の居場所を知った彼女は単身アルプスの山奥へ向かう。敵との接触に成功した彼女だったが、ニーヴに執着する幼なじみが追ってきたことで事態は複雑化し・・・

幼なじみの男が、ナルシスト・モラハラ・ストーカー・メンヘラ野郎。その相棒は暴れたいだけの殺人狂。

敵の男は罪の意識に苛まれ、12年うじうじ悩んだものの死ぬに死ねなかった、愛情深い真人間。その盲目の母は、息子を深く愛し、彼の身を案じるが故に、自らが重荷になっていることに思い悩む良い人。

主人公は、正直何を考えているのかよくわからない。敵が鬼や悪魔じゃなく”人間”ってことに気づき、葛藤する・・・ってことなんだろうけど。

主人公が魅力的に映らなかったのが問題だったのかもしれない。
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