tacky

食神のtackyのレビュー・感想・評価

食神(1996年製作の映画)
4.0
最初の料理対決に始まって、ラストの鉄人選手権まで、山あり谷ありあっと言う間の90分だった。
やはり、チャウ・シンチーのギャグは面白い。サラッとしたものから、エゲツないものまで、ツボにはまった。

今回は「料理」に少林寺拳法を絡めた物語で、出てくる人物が悪役に至るまで、どれもキャラ立ちしていて、特に姉御と少林寺の高僧はとても素晴らしいキャラだった。

クライマックスの意外なオチも素晴らしく、その後の後日談での、姉御とのやり取りで終わるところも良かった。〔意外にチャウ・シンチーはイケメンなので、恋愛シーンも様になる〕

この後の「少林サッカー」まで続く、黄金時代の幕開けの作品である。

それにしても、途中いきなり始まる、村下孝蔵の「初恋」は、広東語で聞いても、素晴らしい曲であると、感慨深かった。
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