本当にドキュメンタリーなのかこれ!?ってくらいドラマチックなのに登場人物の表情もせりふもそこで起こっていることも全部リアルだから凄い。
更に場面ごとのカットがとても美しく、それでいて製作者の存在を忘れさせられるくらいみんな自然体だから凄い。
「半分は蜂に、半分は自分に」生まれ育った村の伝統を守り暮らしてきた女性が移り住んできた隣人の影響で生活を脅かされる様子は、半分半分平等では暮らしていけない外の世界の慣しに浸食されていく蜂達の様子と重なる。
多くは語らず、美しい映像と共に静かに問題提起する素晴らしいドキュメンタリーだった。