空の色や木漏れ日、木々の美しさ、本や一昔前のカセットテープから流れる音色。昔から変わらない価値を享受し続けながら、日々を変わらないルーティンで過ごしていく。そうして生きていくだけでも素晴らしい日々であることは間違いない。
他人と自分の世界は交わることがないと思っていても、ふとしたことで自分の世界が一変してしまうこともある。それが良いか悪いかに関わらず、変わってしまう価値観も享受できることが本当に完璧な日々なのかもしれない。
どんな日々であっても平凡であることをもっと楽しみたいと思える素晴らしい作品でした。