やまつ

プロミシング・ヤング・ウーマンのやまつのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!めちゃくちゃ好きなタイプの映画でした。
ただ後半にかけて胸糞悪さが溜まりすぎて、最後の会心の一手ではスカッとはできないくらいだった。殺せ〜!!

キャシーは復讐に取り憑かれた悪魔では無くただずっと悲しみを背負っているのが端々に分かる。キャリーマリガン魅力的!

サイコな振る舞いとはいえお持ち帰り男を殴りもせず目と態度だけでビビらして終わるの、よく無傷で済んでるな…手出されたら抵抗できないよ…やめて…怖)

窒息に至るまでの時間がリアルで怖い。いくらでもやめ時はあったのではという長さ。狂気のピンク、安心を誘うブルー。

個人的な想像だけど、もし同じことがニーナではなくキャシーに起きてたとしたらニーナはキャシーのことを思って復讐しただろうか?キャシーがニーナを偏執的に盲信してるような存在だったのでは?と。被害を受けたのが「キャシーでは無い」というのもこの物語の推進力のポイントな気がした。傍観者、代弁者、その類の間接的な関係値の者にこそ問いかける物語だった。
やまつ

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