このレビューはネタバレを含みます
脚本、恐るべし。キャリー・マリガン、17歳の肖像以来だったけどやっぱり好きな女優!
怒り続けていないと生きていられなかったキャシーの気持ち、私はわかる気がする。
周りは「もう忘れて、前に進んで」なんて言うけど、自分はこの行為が前に進んでる意味なんだ。これをしないとやっていられないんだって。
そしてそのキャシーがとても美しくて(私はそう感じた)、救いでした。
刺さった台詞は
「正しさを認めるのは簡単よね。自分が愛する人だと途端に見方が変わる」
「こんなのは男の最悪の悪夢だ」「じゃぁ女の最悪の悪夢は何?」
最後まで観て、タイトルに込められた怒り、痛烈な皮肉さにため息。
単なる男性批判に終わっていないのがこの映画の良いところ。
キャシーとニーナは誰にも言えない恋人だったんじゃないかと思う。
ラスト、うーん、アルへの復讐を遂げられたのは痛快だったけど、ライアンにも罰下ってほしい!
送信予約であの動画がライアンのアドレス帳全部の人に送られるのかなと思った。