親友のニーナをレイプしたアル以外の男性に、彼女はどんな“お仕置き”を繰り返していたのかは、劇中では明かされていない。
OPクレジットのあと、裸足で手や衣服に血がついた状態で(誰の血?)サンドイッチを頬張り、少し満足げな表情を浮かべて朝帰りするキャシー。
酔ったフリをして男を騙すとこまではできても、そこからは危険な目に遭っていたのかもしれない。
それでも復讐を止めれない、そうせずに生きられない、アルへの復讐も覚悟を決めて挑んだキャシー。
親友を失った心の傷で、そこまで追い詰められていたんだと思うと、ラストの溜飲が下がる展開を以ってしても、それでカタルシスとはならない複雑な気持ちになった。
やったほうは忘れても、傷ついたほうはそれをずっと生涯引きずって生きていくんだよなぁ。
過去のいじめ問題で五輪音楽制作辞任のあの事とか映画観ながら考えてしまいました。
キャリー・マリガン熱演のは見ものでした。