「感想と作り」
なかなか良い出来の人間ドラマです。
近年の名作であるアンソニー・ホプキンスさん主演「ファーザー」に似ているのだけれど、どうみても若干非なる。
「ファーザー」ほどではありません。とはいえなかなか良い出来なんですけど。
向こうは現実と夢・妄想・幻覚、現在と過去が入り混じるの舞台を変えて上手にどころか素晴らしく作り上げていました。これには誰もが思いつきそうなのに行動・実行してこなかったので脱帽させられました。
本作は現在と過去を混ぜることにより混乱や脳・人体の衰えといったものを表現していました。
最後にまたいいますが、本作はなかなか良い出来なんですよ。
人間が衰えるというどういうことや人生を生きてくると言う事は壊れていくとか傷つくとかってことなのでしょう。
それが好ましいものであるかどうかは難しいので私にはあれこれいうことはできません。