NTL観てみたい+舞台美術がよさげだからチケットを取った。
語りの舞台、というかこれはもう叙事詩ですよね。前日に身体性の舞台を観たから高低差がすごくて、最初は「これ苦手なやつかな」って面喰らってしまったけど面白かった。観客とわたしがズレてるのか脚本とわたしがズレてるのかわからないけどそれ笑うとこ?案件はちらほらあったけど。直後に訪れる破滅や衰退の影を察知してしまうとむしろ明るいシーンの方が悲痛を感じてしまう。
「これはあれを示唆してるんだろうな」みたいなところが基本全部その後の語りで解説されてしまったから、答え合わせって意味ではいいんだけど解釈の余地がなくて、そういう意味での楽しさはない。が、そもそもそういう楽しみ方を提示する舞台でもないから別にいいのか。萎えるほどの説明しすぎ感もなかったし。
3人の役者全員がチャーミングでお芝居がうまい。中でもベンマイルズが飛び抜けて好き。3人がいろんな役柄をくるくる演じ分けているんだけどそれだけで笑いが起きるのは正直全然わからん……なんなん……