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映画 えんとつ町のプペルのhodakaのレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
2.4
色んな意味で話題の今作。

まず、背景のえんとつ町の煙でモクモクと暗くそびえ立つ煙突や、歯車がギラギラ回っている迫力は特に男の子心にワクワクするものがあると思うし、大人の自分にも引き込まれた。

一方、原作が大人も泣ける絵本ってことで、作中にいくつか風刺めいたものは分かりやすく台詞に強調されているけど、様々な啓発本が毎月店頭に売り出され、オンラインサロンで学ぶことが徐々に浸透し、副業自由化等が当たり前になってきている状態だと特別刺さる言葉には感じられなかった。
逆に絵本と分かりつつ、大人も泣けるっていう表現にハードルが上がっていたからかキャラクターの行動理念の齟齬とか気になってストーリー面はあまり楽しめなかった。

ネタバレはもちろんだけど、評価や広告内容でハードルが変わっちゃうから事前にどの程度まで知って観るべきかって難しいなと感じられた。
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