映像とキャストは素晴らしい。
ゴミ人間の演技はとても良かった。
簡単に言うと感動の詰め合わせパックである。
ただし、それらが絡み合うことはない。ストーリー、シーン、音楽、演出がそれぞれ絡み合っていない印象を受ける。
プペル、アントニオなどの名前で街並みも服装も西洋風で地名と権力者は和名。
いい曲だけどここで流れる曲?って言う曲だし、志の輔師匠の名調子もなんか片手間に聞かされている感じがしてしまう。絡み合ってない!
かつ、それらがそれぞれこのシーン、設定ってあれに似てるね。といえるものであるのが残念。そう言う意味でも詰め合わせかと。
普段映画を見ながら、「そっちに転がったか。こうすればいいのにー。」と思うことがあるが、それを全て詰め込むと結果としてこう言う映画になってしまうのかなと勉強になった。
消える通貨や公害からの病気など美味しそうなエッセンスもたくさんあるが深掘りされきらないところも欲張りすぎかなと。
ただ、見てもいない、やってもいないことをできないと言うな。挑戦するものを笑うなというテーマは読み取れるのでいいと思う。
お気に入りのキャラクターはスコップ。